2013年9月 3日

消費税還元セール

来年4月から消費税率が上がるのかどうか。

今月中にも決定されそうなので、注目が高まっていますが

消費税率が高くなった場合に、お客様にどのようにアピールをし、

消費税の負担増を意識させないようにしていくのか

商売をされている方にとっては悩ましいところかと思われます。

以前聞いたことがある言葉で

「消費税還元セール」

というものがありました。

たしかに消費税の負担を感じさせない良い言葉だと思います。

ただし、平成26年4月1日以降こういった消費税と関連付けた宣伝広告は

「消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転換を阻害する行為の是正等に

関する特別措置法」(転嫁対策特別措置法)の取締りの対象となります。

 

 具体的には、事業者に対して、平成26年4月1日以後に、自社が提供する商品・サービス

について、以下の3つの表示が禁止されています。

 

① 取引の相手方に消費税を転嫁していない旨の表示

例:「消費税は転嫁しません」「消費税は当方が負担しています」

 

② 取引の相手方が負担すべき消費税を対価の額から減ずる旨の表示であって、消費税

  との関連を明示しているもの

例:「消費税率上昇分値引きします」

 

③ 消費税に関連して取引の相手方に経済上の利益を提供する旨の表示であって、②の

  表示に準ずるものとして内閣府令で定めるもの

例:消費税相当分、次回の購入に利用できるポイントを付与します。

 

消費税と言わなければいいのかという問題もありますが、消費税という言葉を使わない表現でも、

禁止される場合があるので、今後、政府から公表されるガイドライン等で確認してください。

 

堀田

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