2010年2月20日

価値

先日、朱鷺がまた糸魚川にやってきたそうです。

また朱鷺に会えると思うと普段何気なく見ている風景が楽しみに変わります。

さて、ちょっと前の日経新聞の「ニイガタイズム」という記事に"ますがた荘"という旅館が紹介されていました。

こちらの旅館、サービスなどはほとんど変わらずに宿泊料金を以前は1泊7,000円だったのを1泊10,000円以上に設定変更し、2009年の売上高はバブル期を上回ったそうです。

なぜ売上高を増やすことができたか?宿泊料金を上げたから?そんな単純ではないですよね。

まず宿泊料金を上げるにはお客様にとってその価値がないといけない。そこでますがた荘様の場合には、旅館に面する升潟に飛来する白鳥を観光資源とし、かつては建設業者やビジネス客向けだった宿を"白鳥の宿ますがた荘"に名称変更し、ネットを通じた情報発信により家族連れや趣味目的のお客様を取り込むことができたそうです。また、ますがた荘様のすごいところは夏は"団体合宿旅館ますがた荘"へ衣替えし、夏用のホームページで情報発信しているそうです。1年の間でまったく違う切り口で旅館をアピールするますがた荘様の考えにあっぱれです。

ますがた荘様はこの自社の活動について「自分たちの良さに気がつくことが大切」「ヒントは顧客との会話にある」と語っています。

私達の回りにも自分では気づいていないすごい価値があるかもしれません。お客様との会話でその価値を探求してはいかがでしょうか?

堀田

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